りょーこ

奇跡のひと マリーとマルグリットのりょーこのレビュー・感想・評価

4.0
今日 魂に出会った

フランス版ヘレン・ケラーとアン・サリヴァン☆

聾唖で盲目で野生児のようだった少女に一所懸命に寄り添い、言葉を光を希望を与えた奇跡の実話。



19世紀末フランス。

聾唖の少女たちの為の学校"ラルネイ聖母学院"に、盲目で聾唖のマリーがやって来た。

前例がないので一度は断るが、シスターのマルグリットは自分が彼女と向き合ってみたい!と名乗り出て迎えに行く。

が、突然両親や家から引き離されたマリーは大暴れ。
4ヶ月経っても、ただ座ることすら出来ない野獣のままだった。

流石にマルグリットも落ち込み始めた8ヶ月後。
ついにマリーは心を開く。

そこからは早かった。
相手を知り、手話を知り、もっと教えてと自分からあれこれ学ぶように。

しかしマルグリットは不治の病に侵されていて……



言葉がほとばしる
死ぬ前にすべてを教えたい

分かっちゃいるけど大号泣!!!
彼女たちの信頼、友情、愛がこれでもかと突き刺さる。

お互いに良い人に出会えたよね(*‘ω‘ *)

ラスト、マリーの手話独白が素晴らしかった☆
ここだけでも二人の関係性が分かる。

マリーは学院に残り、後輩たちを支え、自分も学び続けたそう。
1921年36歳で永眠。
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