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悪夢探偵2のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

悪夢探偵2(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前作よりはだいぶ、流血量が減り、おどろおどろしさが消えた。

1では刑事のhitomiがメインだったが本作では悪夢探偵・影山京一が中心に据えられている。やたらと怖がりだった彼の母親が自殺した経緯から、同じように怖がりの菊川という女子高生を救うために、京一が立ち上がる。

「生きていても少しもいいことがないから、君のそばにずっといる」と菊川に言う京一。その後も彼の元には、白いワンピースを着た女の幽霊が訪れ続ける。彼が映画の最後に思い出したのは、ハンバーグを作ってくれる白いワンピース姿の母親だった。

これからも彼には同じ女の幽霊が訪れ続けるだろう、そして恐ろしい姿のそれは、彼を心配した母親だろう、と示唆するエンディング。

都会のビル群という塚本晋也のシグナチャーショットが挿入されている。しかし2000年代に作られたにしても古く感じる、ぼろぼろの長屋のセットの方が、このシリーズでは印象に残る。
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