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アンドレに連れられ、ローワンとマイケルは廃工場らしき施設跡に肝試しにやって来る。
二人には言っていなかったが、アンドレにはある秘密の目的があった。
原題は"Derelict"(遺棄物/ 路上生活者>>続きを読む
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『吸血鬼ドラキュラ』(1897年、ブラム・ストーカー)内の「デメテル号航海日誌」を翻案。
ケンブリッジ大で教育を受け黒人最初の医師たちの一人となったクレメンスが主人公で語り手。
船長の孫であるトビ>>続きを読む
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1993年。
ヘリテージ映画の代表的な作品。
オックスフォードシャーに領地を持つ貴族のダーリントン卿に仕える執事スティーヴンスの1935年と1948年が描かれる。
アンソニー・ホプキンス演じるジ>>続きを読む
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1977年作品。
諜報員っぽい男性が女性とベッドで睦み合う中、無線機から「トリプルX」と呼び出しがかかる。男性ではなく女性が「トリプルXです。了解しました」と応える。諜報員は彼女だったのだ、という序>>続きを読む
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知性に性的魅力を感じる人のことを「サピオ・セクシャル」というのを初めて知った。そういう言葉があるんだ(ずっと『SHERLOCK』でアイリーン姐さんが言ってた"Brainy is the new sex>>続きを読む
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廃墟団地、ビニールで囲まれたベッド、赤い女等、Jホラーらしい記号表現には満ちているのだが、ひとつひとつの描写に厚みがないため、なかなか面白さにつながっていかない。制作者が好きなホラー要素を断片的に繋げ>>続きを読む
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血と暴力の抒情詩という感じである。
SISUおじさんが何をされても死なないので、リアリティラインはファンタジーのそれなのだろう。
特に、縛り首になってもものすごく長い時間生きながらえる原理がよく分>>続きを読む
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1979年。
英国空軍(RAF)に輸送されていたムーンレイカーが強奪されるところから始まる。
007の豪快なスカイダイビングまでがアヴァンタイトル。敵がサーカスのテントに突っ込んでからオープニング>>続きを読む
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Brad SteigerとChaw Mankの"Valentino, an intimate expose of the Sheik"に基づく。
31歳で夭逝したハリウッドスターの伝記映画。ルドルフ>>続きを読む
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原作はTim Krabbéの『失踪』(1984年)。
序盤、トンネル内でガス欠になる。ぐっちゃぐちゃに荷物が詰まった後部座席から「確かにあるはず」と懐中電灯を探そうとするサスキアと、彼女を置いてどん>>続きを読む
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1979年作品。
原作Paddy Chayefsky、脚本Sidney Aaron。英語版wikiによると、同一人物だが監督との意見の相違からクレジット掲載を拒んだらしい。同じwiki記事によると、>>続きを読む
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原題"Billion Dollar Brain"(1967)。Len Deightonの同名小説に基づく。元MI5の私立探偵ハリー・パーマーをマイケル・ケインが演じる。ロンドン、ベルリン、ヘルシンキ、>>続きを読む
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1974年、デフェオ家の23歳の長男ロナルド(以下、通称"ブッチ")が事件を起こすまでを追った映画。
ブッチが、家庭内暴力を振るう父親との確執から、徐々に病んでいく姿が描かれる。
父親はブッチの誕>>続きを読む
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原題"The Amityville Horror"。
1974年、NY州ロングアイランド・サフォーク郡アミティヴィル村で、長男によるデフェオ一家殺人事件が発生。その一年後、ステップファミリーのジョー>>続きを読む
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原題"Pope's Exorcist"。
信仰を扱った映画としては韓国映画の『プリースト』の方が数倍はよくできていると思う。悪魔祓いの段取りとか思想とか、あちらの方が詳細に描かれている。若い女性を救>>続きを読む
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イギリスの小説のように、三人称のナレーションがついている。それが物語と視聴者のあいだに一定の壁のように機能している。のちにそれは、主人公と恋仲になる女性の声だったと判明する(途中までホテル支配人のオリ>>続きを読む
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太陽光エネルギーを作劇に盛り込こんでいる。コネリー版ボンドまでは放射能が万能装置のように扱われていたが、クリーンエネルギーに世間の関心が移ったのだろうか。
一人につき100万ドルの報酬を受け取る暗殺>>続きを読む
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アメリカが舞台。黒人男性がラスボスというのは、シリーズ初である。
オープニングで流れるポール・マッカートニー・アンド・ウイングスの"Live and Let Die"が、疾走感があってかっこよい。コ>>続きを読む
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原作はウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名小説。
舞台は1930年代から40年台のアメリカ。読心術のショーで霊媒(medium)を装う男、スタン・カーライルの話。
サーカス団の団長が獣人ギーク>>続きを読む
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登場人物とアメリカという舞台以外、原作からほとんど改変されている。
前作『女王陛下の007』でボンドの婚約者を殺したブロフェルドを始末する場面から始まる。
シリーズ中初めて、ボンドが女性を手にかけ>>続きを読む
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エイリアン・アブダクションもので、エンドロールによると、福島県の千貫森(映画では「天源森」)でたびたび起こるUFO目撃現象を元ネタにしているらしい。
女幽霊を使った安易なホラー作品にしていないあたり>>続きを読む
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因果律の話であった。
主人公は心臓外科医で、父親を医療ミスで死なせてしまった男の子マーティンから、「家族の一人を殺さないと全員死ぬ」と脅される。まず医師の長男の足が麻痺し、食事をしなくなり…という話>>続きを読む
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『オリエント急行殺人事件』と二作続けて観て、「殺人が起こってるときに何悠長に謎解きやってるんだ…」というツッコミを避けるために、ブラナー版では最後の犯人名指しパートで銃の存在を見せているのだろうか、と>>続きを読む
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序盤でポアロが「天秤の両側がバランスが取れていないと気が済ま」ず、「世の中には善と悪しかない」と断言する。「ちょっと精神的な病を抱えているのでは?」と思うほどの善悪二元論の人間として描かれている。それ>>続きを読む
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原題は"On Her Majesty's Secret Service"(女王陛下の諜報任務遂行中)。エリザベス二世のポスターがボンドの執務室に飾ってある。ゆえに物語は、彼女の任務を遂行し続けるか、そ>>続きを読む
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原題"Where the Crawdads Sing"。原作はDelia Owensによる同名小説(2018年出版)。舞台はノースカロライナ州。
能力のある人間は、字を習い始めたのが10代後半からで>>続きを読む
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中盤で登場人物が変わるということで、Netflix映画の『パーフェクション』を思い出した。
「デトロイト住民は怒った方がいいのでは?」と思うほど、かの街が無法地帯として描かれている。『イット・フォロ>>続きを読む
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女性が男性から酷い目に遭いながらも妹や警察のサポートにより立ち直り、自分の心と体を取り戻す映画。
シアトルが舞台で、グランジの名曲やピクシーズの"Where Is My Mind?"っぽいリフが流れ>>続きを読む
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1967年作。日本が舞台。手を合わせてお辞儀をする日本女性がオープニングに出てくる。
主題歌ナンシー・シナトラ、脚本ロアルド・ダール、悪役ブロフェルドはドナルド・プレザンス。
中国人女性リンの罠に>>続きを読む
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NATO所有の原爆を奪ったスペクターが、欧米を脅迫し大金をゆすり取ろうとする。ボンドは00課の一員として原爆投下を阻止するためのサンダーボール作戦にあたる。
水中シーンとガスでの毒殺が多い映画。サメ>>続きを読む
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1964年作。
フォート・ノックスに保管されている黄金をコバルト爆弾で汚染して黄金の価格を上げるというゴールドフィンガーの陰謀を、007が止めようと奔走する。
女性が暴力に晒されたり死んだりする回>>続きを読む
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1963年作。
ソ連の諜報組織SMERSH(「スパイに死を」)の局長クレッブ大佐が変節し、スペクターという国に所属しない組織に乗り換える。スペクターはソ連の暗号解読機レクターを、英国諜報機関の諜報員>>続きを読む
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画面のサイズが四角い映画、久しぶりに観た。アナログのブラウン管テレビみがある。
2006年にオックスフォード大学に入学したオリヴァー・クイック(おそらく英文学専攻)。彼はリヴァプールを州都とするマー>>続きを読む
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ジェシカ・ブルーダーの原作をクロエ・ジャオが脚色・監督。
新年を花火で祝うシーンがあり、大晦日に観るのに相応しい映画だった。
砂漠の雪、海、鉱石等々、主人公ファーンの心象風景とリンクしているような>>続きを読む
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MI6ジャマイカ支局長ストラングウェイ中佐とその秘書が行方不明となる。MI6局長Mは、何が起こったか探るようジェイムズ・ボンドに命じる。
ピーター・セラーズの『カジノ・ロワイヤル』とダニエル・クレイ>>続きを読む
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「世界最高の探偵」("the World's Greatest Detective")としてのバットマンをフィーチャーしたミステリー仕立て。ゾディアック事件のような暗号を使った連続殺人事件が、ゴッサム>>続きを読む