ヨッシー

TAKING CHANCE/戦場のおくりびとのヨッシーのレビュー・感想・評価

3.7
 静かだが胸に感動が染み渡ってくる映画。ケヴィン・ベーコンの演技が本当に上手いと思います。本当に色々な役を上手にこなされるなぁとあらためて思った。ついつい戦争でも事故でも犠牲者○○人というとその数だけにしか目がいかないけど、それは○○人が亡くなったという事は事実だけどあまり個人個人に思いを馳せる事がなく、この物語はそこに焦点を当てた映画。現地で悲惨な最後を迎えた方が多いのだからこれだけ最後まで人間として尊厳をもって送ってもらわねば何の為に戦ったのか分からなくなってしまう……劇中のセリフにあるように一番は戦争が無くなる事。敵側にも同じ思いをする人がいるのだから……。実話という事が物語の最初に出てくるのですが、それがラストまで実感がなかったです。私だけでしょうか。最後の映像を見て「あ、そうだよね」ってなった。後、こうゆう映画米国の戦争礼賛っていう見方もあるのですが一概にはそうは言えないと思います。戦争関係者が映画作ってる訳ではなくあくまで個人が映画を作ってるのでそこには反戦的な意味合いもあるのかと。んであんなゆっくりな敬礼あるんだなって思った
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