ゆみモン

チャンス商会 初恋を探してのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

チャンスマートで働く頑固なおじいちゃんソンチルは、独り身で孤独死を意識しはじめていた。
ある日、彼は近所に引っ越してきた花屋の女性店主グンニムに恋心を抱く。心をときめかせるソンチルだったが、グンニムの前ではなかなか素直になれない。そんなソンチルを見かねた町の人々は、彼の恋を成就させるべく一致団結する。しかし、グンニムと町の人々は、ソンチルには決して言えないある秘密を抱えていた。
前半はコメディっぽく、町の人々がグンニムとの恋を応援するのは、ソンチルに再開発に同意する印鑑を押させるためだと仄めかされる。

後半、ソンチルに隠していた秘密が少しずつ明らかにされていく展開では、ジーンとなってしまった。
アルツハイマー認知症で、家族のことを忘れてしまうのは悲しいけれど、もう一度同じ女性と恋をするなんて素敵だ…と思いたい。