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ウイークエンドのhrdのレビュー・感想・評価

ウイークエンド(1967年製作の映画)
3.0
 車が事故って燃えたときに、私のエルメスのバッグが〜、は最高に笑える。二人はお互いに殺そうとしているけど、嫌いというよりも自分のことしか考えてないからそういう発想に至ったんだろうなと思った。だって、二人とも凄い似たもの同士でお似合いだもん。交代で肩車しているシーンとか、貰ったパンを独り占めせずに分け合っているのは些細だけど微笑ましかった。
 なんかアラン・ロブ=グリエとかピーター・グリーナウェイっぽさを感じる、まぁ逆だけどね、アラン・ロブ=グリエとかピーター・グリーナウェイの作品にゴダールっぽさを感じているんだろうね。

 妻コリンヌが語るモニクとポールとの出来事が「限りなく透明に近いブルー」に出てきそうな語りと内容だなとふと思った。
 みんなのいかれ具合が振り切れてて、一層清々しい。車ぶつけておいて、逆ギレくらいの勢いで服や車にスプレーしたり、蹴ったり。やりたい放題。
 面白いところは面白いけど、ところどころ政治色強かったり、理解出来ない展開がちらほら。
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