このレビューはネタバレを含みます
ウエストサイドサイドストーリーや巴里のアメリカ人や雨に唄えば等のミュージカルの名作を彷彿とさせるミュージカルシーンが観ていて楽しかった。
ストーリーはベタで王道なんだけど、いささかシンデレラストーリー過ぎるのが鼻に付くと感じてしまった。カフェでバイトしている売れない女優が、オシャレして夜な夜なセレブなパーティーに出席して金持ちのボーイフレンドが居て。そして初めての1人芝居が大コケしてショックで実家に帰ってしまうが、それがたまたま劇を観てた芸能関係者の目にとまり女優として成功のきっかけになる。
映画で描かれている限りではあんまり努力してるように見えないから、芝居が失敗するのもそりゃ当然って思ってしまった。しかも、観客はほとんど人がいなかったのに。
まあ、基本楽しい映画なので、そんなコト言うのは野暮なんでしょうけど。監督の前作のセッションが非常にストイックな作品だったので、なおさらギャップを感じました。