なりかけゾンビ

ピートと秘密の友達のなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

ピートと秘密の友達(2016年製作の映画)
2.3
笑い無し!ストーリーうっっっすい!森だけ綺麗。
原作をイメージして観ると爆死する作品


内容
車の事故で両親を無くした少年ピートは森に迷い込んでしまう。その少年を助けたのは緑色のドラゴン。エリオットだった。6年間森で過ごしたピートを森林調査員のグレースが見つける。


やばばばばばばばばばばばばばば
別の作品として観れば良かった…


『ピートとドラゴン(1977)』はユーモアがあって笑えた反面
孤児が売買されて安い労働力として扱われていたり、ニセ薬で請ける売人が出てきたりと開拓時代の暗い部分も描き、
ピートの人生を救った後に、次に困っている子供のもとへエリオットが旅立つという感動的なものだったんだけど………。


今作は全くもって笑い無し❗️😇
常にシリアスな雰囲気で、展開も悠長。
かと言ってドラマに厚みがあるかと言えば………逆に薄くなってる。
森林を守るグレース側と森林を伐採するギャヴィン側とで大きく分かれていて
漠然と『『森を大事にしよう』』という浅はかなメッセージが滲み出てるし


そして森林を伐採するギャヴィン達はドラゴンを捕まえようとするんだけど、
その理由が「こいつがいれば大儲けできる。見物人が押し寄せるぞ!」とめっちゃ漠然としてて全然残酷じゃない…シリアスな作風にしたのに…。
(ちなみに原作では売人がドラゴンを解剖して全身の部位を様々な薬に変えて大儲けしようとしてた)


そしてラストで急に緑のドラゴンが無数に出現❗️みんなで仲良く飛び立って行く…
えええええええええ〜🤯
他に困っている子を助けに行ってくれよ〜😭
その展開だと、何故エリオットは群れから離れてはピートと何年も過ごしていたのかが謎だし、
そもそも離れてたのかはぐれてたのかも分からない。他のドラゴンはどこで何してたの?
❓が押し寄せるラストが嫌だった😫


あとエリオットの個性って
ドラゴンなのに可愛くて面白いというギャップにあったんじゃないの〜❓
今作のエリオットはただの緑のドラゴン。
可愛くないし、面白くもない。


色々酷いけど。
ただ、森は綺麗。
森は綺麗。うん。
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