リーマンショック前夜の物語。
小難しかった。やはり小難しいことが起きていたんだな。
カジノの説明はわかりやすかった。
勝ちが続いたギャンブルプレーヤーが次また勝つほうに賭ける衆、さらにその衆の予想が当たる方に賭けるまた別の衆。
サブプライムローンの芋づる式の拡散の仕方の比喩だったが、似たようなことは仮想通貨でも起きうるんじゃないか？
ある仮想通貨に別の仮想通貨で複合投資して、その通貨に別の仮想通貨で投資して、みたいな。。
経済ネタやビジネスものアメリカ映画は、どうもスタイリッシュだがあまりコメディ色を持ち込まない感じがして、、
役者がカメラ目線でナレーションを始める演出も鼻についたし、
日本食レストランで後ろで徳永英明の初期の歌が流れながら、投資家のマーク・バウムが特定の金融派生商品の手に負えない規模の広がりに気付き愕然とするところでガンズのスイートチャイルドオブマインに切り替わる。
こういうシーンをわざわざエモーショナルに盛り上げる小洒落たインテリ気質なBGM演出も鼻についた。
そう考えると、伊丹十三監督ってすごいな。
小難しい社会派映画も笑える作りにしてたもんな。
