Kuni

マルガリータで乾杯を!のKuniのレビュー・感想・評価

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)
3.4
久々に1人の時間が取れたので、人間ドラマをゆっくり観てみました。

1年前位から、「サーホー」などインドの濃ゆいインド映画にハマった私。

でもこれは
歌わない
踊らないインド映画。

こんな攻めてるインド映画あったんだ。いろんな意味で衝撃的だった。

これは障害をもった大学生の女の子の成長物語。

恋にも興味を持つし、ファッションや音楽などの趣味も楽しみたい。
そして性にも‥

濡れ場もあるし、脱いでるし、かなり衝撃シーンあり。

手足が不自由でありながら、ナチュラルにそれを楽しもうとするライラ。自己肯定感が低かった彼女も、体験して傷ついて、乗り越えていく。
彼女の笑顔がすごく素敵✨

障害の問題、LGBT、家族関係、恋愛、友情。
色んなテーマが盛り込まれている。

あと珍しいのは、比較的富裕層の普通の家庭を描いていること。
インドって、貧困層か大富豪のイメージしかなかったから、新鮮。

そして、盲目の恋人ハヌムがすごく自分を持っていて魅力的だと思った。
びっくりしたのは目が見えなくても、器用に毎日メイクを欠かさないこと。

ピアスもするし、ファッションも楽しんでいる。
やりたいことはやるし、クラブで踊ったりお酒を飲んだり、夜遊びもする。
自分に自信を持っている。

これを観て、障害を持った方に偏見を持っていた自分に気がついて恥ずかしくなった。

障害があってもみんな同じ人間。
自由奔放に遊びたいし、性にも恋にも興味があるのが普通なんだ。
障害の有無に関わらず、人生もっと楽しまなきゃ🌈

色々と考えさせられました。
Kuni

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