ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)アウシュヴィッツ収容所でゾンダーコマンドーとして働かされているサウルの観点から描かれている。
上映中、殆どがサウルの表情を捉えていて、爆弾や銃声などあらゆる音で何が起きているのかを判断しなければならない。
映画に大事な想像力だ。
数多くのアウシュヴィッツを取り上げた映画を観てきたが、これ程までに騒がしく、主人公に感情移入した作品は初めてでした。
そう……先ずは自分がサウルになってみたのです。
そうする事によって彼が行った行動の全ての意味が解ったような気がした。
サウル役の彼、普段は作家で詩人でもあるらしい。