価値観って10年でだいぶ変わるよな、これって結構前の映画だよね…
って観てたけど意外にも2016年なのね。思ったより最近だった。
たしかに、余命いくばくもない人はいくらでもワガママになっていいとはおもう、よ、、
でもそのワガママさに一才の共感がなく、さっぱり響かなかったかなぁ。
学校でいじめに遭っている娘に立ち向かえ、は無いよ。
今ドキ無理して学校行かなくていいよ、逃げていいよ、がスタンダードなのでそこが一番引っかかった。
いじめてる相手(複数)にひとりで立ち向かったとて、それが吉と出るかどうかなんてわからないじゃん。
それどころか、あの反撃方法は更にいじめられるのではないかな。
それも含め杉咲花ちゃん演じる長女が出来すぎている。
一般的な高校生がこんなこと短期間で一身に背負ったらぶっ壊れる。
今だったらトー横でオーバードーズするよ。
突然やってきた9歳の子もそう。
あれで彼女の辛さは浄化されたのか?
あの一件だけで彼女は急に明るくなるけどさ、そんな辛い経験簡単には消えないよ。
出てくる子供たちがみんな大人が押し付けるファンタジーだった。
あと、病気の辛い描写はあるにはあるけど、あのレベルの癌ってもっと過酷で悲惨だと思うのよ、、
まあそこをガチで描くとひたすら暗い映画になってしまうのだけど。
とにかく、主人公の死へ向かってストーリーが進むにつれ、周りの人の全てのゴタゴタはなぜかうまく収斂していくのなぜ?
遺される側の立場として観ると、全然納得がいかなかった。