このレビューはネタバレを含みます
「僕は殺人鬼の息子だった...」
オープニングのこのセリフで引き込まれ、掴みは良し!
そこからどんどん主人公に悪い状況になっていき、中盤に犯人が自首してくるところまでは、なかなか見応えがあり良かった。
ただ、終盤にその自首してきた犯人の本当の正体が明かされるが、真犯人の幼少期の親友でしたって…。
そんな映画の終盤になって、初見のカードを出すのはズルいよ…。
そんなシーン無かったじゃん…。
そりゃ誰でもビックリするよ…。
ラストの対峙シーンはグッとくる展開ではあったけど、真犯人が結局どうしたいのかがブレているように感じてしまって、若干感情移入出来なかった…。
悪い映画ではなかったと思うけど、後半はいろいろ捻りを加えよう!という思惑の方が先行して、話の筋道がボヤけた印象を受けてしまった。
前半は良かっただけに、惜しいというか、ちょっと勿体なかったなあと…。