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セーラー服と機関銃 卒業のSEIJISANのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)
3.0
予想外に感動した薬師丸ひろ子さん版の「セーラー服と機関銃」。その続編。時代が全然違うけれど、そこら辺は気にしては駄目。オープニングから「へぇー、この子が新しい主役をやるのか〜」と思っていたら突然の武田鉄矢さん登場!僕は脇役で出てくる武田鉄矢さんがとても大好き(84年の「ゴジラ」とか)で嬉しかったです!何やかんやでストーリーが進むに連れて、あれ?あれれ?かなりハードな極道映画になってきたでないの!?僕はヤクザ映画が本当に苦手で、少しキツかったです...。でも、見せ場となる機関銃乱射シーンは良かった。セーラー服と機関銃の組み合わせに懐かしさがこみ上げる。エンディングは唐突なメタ展開だけど、名曲「セーラー服と機関銃」を今回は新しいアレンジで橋本環奈さんが歌ってます。いやぁ、名曲ですね...。観終わった後更にYou Tubeで薬師丸ひろ子さんの歌う同曲を聴き直しました。あと、「か·い·か·ん」ってセリフは出てこないのかな?と思いきや、意外なところで登場!苦手な本格的な極道映画になっていたという個人的な理由は抜きにしても、旧作には及ばなかったなという感想。脚本の粗さやハードなシーンも少ないのに旧作の方が作り手の熱量が物凄くて引き込まれましたからね。それに比べると良く出来た脚本だけど...。うまく作れていたら面白い訳じゃないという映画の不思議さを感じました。あー、何か旧作また観たくなっちゃった!!
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