平成2年の男

スパイダーマン:ホームカミングの平成2年の男のレビュー・感想・評価

3.0
・アベンジャーズしているスパイダーマンも悪くない。

・スパイダーマンといえばベンおじさん、MJとの恋、親友の父親が黒幕、孤高のヒーローといったお決まりが幾つがあるが、今作は初めからある程度の了見が用意されたスパイダーマンだった。つまり、慌ただしく語る必要がない故、スパイダーマンをじっくり描写することができている。

・ヒロインの捌き方が良くも悪くも自然であった。次作で同じヒロインを立てるわけにはいかない制作側の都合がよく踏まえられている。個人的には、これだけ鮮やかな「一話限りのヒロイン」を見せられると、評価が難しくなる。淡い余韻ごとぶった斬られる気持ちになるからだ。

・MJ、まさかの人でした。この演出は心憎いなぁ。