西洋と東洋が交差するシルクロードで、古代ローマ人と中国人が対峙するという設定は悪くないです。さらに周辺民族(匈奴とか契丹とか、そういうのですよね。知らんけど)も入り乱れて、地政学的な物珍しさもあります。
ただ、真面目に見てはいけない。時代考証を完全無視のファンタジーだから。古代ローマ帝国が大軍勢を率いて中国遠征するなんて無茶苦茶やん。ローマ人はともかく、中国人の現代っぽい服装とメイクには違和感しかない。
よく出演したなと思うジョン・キューザック、エイドリアン・ブロディのおかげで、ドラマの説得力は上がっていて、「グラディエーター」っぽい歴史活劇の雰囲気がなんとか出ています。ローマ人が協力して城壁を作るシーンは良かったです。
それでもやっぱり安っぽいよな。クライマックスはどう盛り上がるんだろうと思ったら、大軍勢を率いていながら、大将同士のタイマンで決着。とほほ。
BS12にて。