Scratchy

私、君、彼、彼女のScratchyのレビュー・感想・評価

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)
4.0
砂糖かなー砂糖だろうなー紙袋にスプーン突っ込んでひたすら食べるの見ててやっぱ砂糖かってわかったときウッと漏れる。前半のアケルマン続いたらつらかったけどトラック運転とのロードムービーはじまってから最高。ダイナーでテレビが流れる中ふたりで食事したりバーで軽く飲んでまたレストランとどの場面もいい。本能的なものを肯定する姿勢のアケルマン、おなかすいた女子に向ける視線がとくに過剰。手でさせてから身の上話、女房との出会いからレスの話と平々凡々で失せていく魅力。やっぱ女よね。愛人のうちに着くなりやっぱり腹が減って作ってもらうヌテラサンド。自我と身体だけがどんどん膨らんできそうな予感しか残さない。街をぶっとばせとディエルマン先に見ちゃってるから、本当は…みたいなことも想像しちゃうけど、おなかすいた、寒いの向かうところ敵なしな感じって方かもしれない。
Scratchy

Scratchy