ドキュメンタリーだからと言ってすべて真実や事実だとは限らない。
編集には作者の意図があり、
撮られる側の了解が必要な場合もある。
ただ、それらを考慮したとしても
隠し切れない、凄まじい何かが突き刺さる。
波瀾万丈などとありふれた言い方では軽すぎる。
天国から地獄へ。絶頂からどん底へ。
あまりに振れ幅が大きい人生。
眼光に、声に、行動に、異様さが漂う。
何かに取り憑かれたよう。
強い意志と不屈の精神によって
唯一無二の存在となり、
孤高の人になったと思っていたが、
そうではなかったのかもしれない。
本当のニーナシモンはどこに。
これは氷山の一角。
まだまだ掘り下げる必要がありそうだ。