今作も、モヤっとした感覚が残る映画でした。
斉藤工、良い味出してるなぁ。
かっこいいけれど、気色悪い影のある役が似合う。
実際の斉藤工も、今作の役と重なる要素を持っている人かもしれない。
TV番組で、描画の心理テストを受けされていたけれど、1人だけダークな絵を描いていた。
池松壮亮、成海璃子も素晴らしかった。
2人とも自然体で演じているような。
原作は、直木賞作家の小池真理子の半自伝的小説。
主人公達が出会う仙台の“無伴奏“は実在した店だとか。
サブスクで音楽をふんだんに味わえる環境だから、今の人は名曲喫茶って?って感じるかも。
タバコをみんなスパスパ吸ってたんだ〜
りんごもよく食べてた。
1960年代後半から70年代の独特の雰囲気が背景にある。
今観ると、はてな、はてなのところもあるけれど、若い女性の成長を描く、普遍的テーマの映画だったなぁ。
学生運動に感化されて行動していたが、権力とか、ベトナムとか、沖縄なんてどうでもよかったと本人=小池真理子も言ってるし。