出だしからクズ全開の幸夫くん。私ならハサミテーブルに突き立てて出ていくが、そんなことなどせず自分は待ち合わせの時間に間に合うかどうかギリギリなのに夫の髪を切り暴言を静かに受け止める妻。もう別れるつもりだったんだろうか。クズは子供の世話をして人が変わったようにいい人になるという安っぽい展開にはならず、ずっとクズのままなんだけどたまに、わかる・・・と思うところもあり幸夫くん側の私は内省しながら観ました。妻の人達、我慢しすぎないでください。
この映画を敬遠してたのは不倫はしてるがそれでも妻を愛してたイケメン夫が妻の面影を探して旅に出て電車に乗って車窓の風景眺めながら、愛しあっていたね僕たち、悲しいよって物思いにふける映画だと勝手に思い込んでいたから。だって本木雅弘がこんなにクズだとは思わないじゃないですか。本当にいいクズっぷりでした。
