#SHINPA にて念願の鑑賞。
桜井ユキ×高橋一生の『リミスリ』とは全くの別物。そしてこちらも傑作。
アキはなぜ女優になりたかったのか。
『リミスリ』では、その答えは観客に委ねられたのだが、明確な回答が本作『眠れる〜』にはあった。
「人生は選択の連続」と言うけれど、実は自分自身で選択していることはほんのわずかだ。
「生きるべきか死ぬべきか。」
あまりに人生が辛い時には、そんなことすら、自分自身で選べなくなってしまっていることがある。
ここがどこなのかを問う前に、自分が誰なのか考えろ。
お前はお前だ。
ブッチの台詞は本作でも秀逸オンパレード。
(眠れる〜)
迷子になったら、周りの人に道を聞いて、家に帰ってくるのよ。
アキは生きてください。
(リミスリ)
私は迷子で、カイトは死んでる。
またアキを見つける。今度はヘビになって。
それでも、世界は素晴らしい。
互いにリンクし合う秀逸な台詞の数々と芝居。
たくさんの人に観てほしい作品。
ソフト化を切に希望。