アクション系映画故に浅めの内容(何も考えずに見られる内容)という先入観の元に観たらとても良い意味で裏切られた。
現実世界の後悔から目を背けて、別世界(映画内ではVR、我々にとってはSNS?)でそれを晴らしたとしても、結局は満足がいかないのだろう。
時には現実逃避するのも良いが、深く考えずに、且つ、軽い気持ちで後悔を拭うことに挑戦出来てしまう故、現実世界では必ずモヤモヤや後悔が残ってしまうのだろう。どんなにSNSの世界や、VRの世界が発展しようと、現実はあるわけで、そこで後悔しないように生きることが人間として幸せなことであり、私も目指したい人生像だと思わされた映画。
さすがスピルバーグ氏。