あさ

バービーのあさのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.8
疲れすぎてダメ過ぎたのだけど、我慢できなくてとりあえずシャワー浴びてどすっぴんメガネの典型的バービーとは程遠い格好で向かった。地方都市で見たのだけど、海外の人多かったな。

率直な感想は「思ってた味付けと違え!」ではある。グレタ・ガーウィグとノア・バームバックが作る『バービー』はどんなメッセージを込めて来るのだと、その思考でばかり構えていたからか。(勝手に自分の足りなすぎる妄想との乖離に驚いただけでしょう)。わたしは鬱バービーなので、賢いバービーが世の中を変えるのを待っている…ようで、本当は心底諦めてる。諦めてたんだね。全然責められなかったし、助けに来るサーシャを見て何で助ける?とすら思った。アラアラ。2日に1回はこの世が終わりだと思うし何の役に立たないから明日には消えたい。一瞬で建国された男性社会を言論でどうこうできる訳が…とすら、ソッチに思考が寄ってしまう。まあだから水を顔面にぶっかけられた感覚があったの。性別関係なく、いま自分が一番できていない部分をド突かれたからかな。なんかちょっとマダ立てなそうなんですけど、この鬱バービー。思考不足に自己嫌悪が始まりそうなんだけど。ウ…。

ビリー・アイリッシュだけかと思いきや、楽曲が豪華ァ〜。ザッとレビューをみても、観る人によって感想が全然違くて面白い。いや今思い出しても、マスクの下の口がずっと開いてた気がする…。今すぐにとは言わないけどもう一度見たい…というか、見ないと駄目な気がする。あとノアの作品苦手、という感覚がわずかな鑑賞記憶からも染み付いてるので改めて観たいかも。あ、なんかキチイな…疲れてる身体に追い打ちだったかな…?

とりあえず予告編のイメージをぶっ壊してて好き。「こんな歳相応でない女優がバービー演じるなんてあり得ないでしょ」とある人から聞いた一週間前。マーゴット・ロビーは世界で一番何にでもなれる女優だし、その発言こそ…。と言いつつ、ケンが発表された時はざわめいてしまった自分もいた。色々書いたけどチョイチョイ挟まれるダンスシーン、思い出すとちょっと頭おかしくなりそう。


後々になって、人にバービーの映画がどうだったか説明してたら意外と好きだったかも?と思うようになってきた。
あさ

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