このレビューはネタバレを含みます
ピンクでキュートで完璧なバービーの世界。マーゴット・ロビーの人形らしい姿や演技が素晴らしかった！
表現には相当こだわったのでは…！
大部分が脚本も表現も女児の世界観で、大人の男たちも男児っぽい絶妙さ。
バービーの存在自体が女性性やジェンダーとは切り離せない題材なのもあるが、かなり辛辣な内容にもなっている。
女性の苦悩はわりと共感する皮肉で笑えたけど、男性から見たらしんどいかも？
最終的には性差の話から外れて、自分とはなにか、人間とは、生きるとはという大きなテーマになっていったけど、これも小学生の頃にぶち当たるテーマ。
「性差」「死生観」「自己の確立」まるまる児童期の成長課題みたいな感じで、表現したいことはわかったけど、実際小学生が見て笑えるかどうかはわからない…（小学生に見せるには性差の皮肉がキツそう）
ラストに何故か婦人科に行くのも、思春期の成長課題に絡めてるのではと深読みしてみた。女として生きることの試練、かしらね…
インシンクが全員そうだったのは笑った笑
エンドロールで過去に実在したいろんなバービーが見れて面白かった！
