たま

バービーのたまのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
2.5
なるほど、バービー人形を初めて見たアメリカの女の子たちにとっては衝撃的だったんだろうな。

1950年代のアメリカの価値観がびっしり詰まった、完璧な美しさを兼ね備えたお人形。
それが多くの女の子の憧れにもなり、コンプレックスにもなったんだろうな。

ピンク色のドールハウスが、そのまんま町になっていて、可愛くってうっとりするものの、みんなのキャラクターが滑稽すぎて中々入り込めない。

バービーは現実の世界で、自分の持ち主の女の子と、アメリカ・フェレーラ演じる母親と出会うのだけど、この関係が全く生かされてなくてがっかり。

フェミニズムを50年後退させ、女子の自身を奪い、大量消費を煽り、環境破壊している。
要するにこれが言いたかったんだろうけど。

グレタ・ガーウィグも好きだし、世界観も良いのだけど…
クライマックスではなんと睡魔が…

今まで意識したこと無かったけど、Barbie ってBarbaraの愛称だったのね。
(どうでもいいことだけどさ)
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