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くノ一五人衆VS女ドラゴン軍団のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

3.5
超人的なカンフーの腕前を持つ、女ドラゴンの鈴麗(蒼井そら)。彼女はある古屋敷に住む三姉妹から、彼女たちの護衛の仕事を依頼される。三姉妹は、原因不明の病に伏せる父親を医者に診せるため、長旅に出る必要に駆られていたのだった。三姉妹一行の護衛を無事に成し遂げれば、多額の報奨金が出るというが、そんな彼女たちの前に、次々と凄腕の刺客が現れる・・・。
アクション監督として活躍中の谷垣健治、初監督のカンフー映画。
メインキャラクターが赤い背景の前で演武するオープニング、80年代カンフー映画のリズムで展開する立ち回り、女性陣などの吹き替えっぽい演技、敗北の後の猛修行など、谷垣健治監督のジャッキー・チェンなどの80年代カンフー映画を再現したい情熱が、荒削りな演出に表れていてほっこりする。だが、蒼井そらや松田賢二以外の俳優のアクションが下手なのが、惜しい。これを踏まえて「マスター・オブ・サンダー」などに繋がっていることを考えると一見の価値ありのカンフー映画。
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