あさ

創造と神秘のサグラダ・ファミリアのあさのレビュー・感想・評価

3.5
散々「有機物が〜」と唱えていたガウディの建築で受難の彫刻は抽象的に彫られたの面白い、その部分から見始めたいファミリア。展示見に行ったら人集りすぎて、何も見れなかったのも悲しくて、イヤそもそも皆そんなにガウディが好き?建築が?サグラダファミリアが?と疑問になってしまったので手っ取り早く(でもない)映像に頼る。丁寧なインタビューだけど構成はワクワク薄。それぞれの部分で伝えている物語やらを観たら更に面白そうだけど(ほんとに一生キリスト史が身に付かないわ!)

いつかこれだけの歳月がかけられた建築物が崩れてしまったらと、縁起でもない想像すらしてしまう。実際に見たら圧巻なのかな。
贖罪の場を、と始まったプロジェクト。資金繰りにも苦戦したり、本人も主体的に手を動かしていたとしたとはいえ、人や企画を動かすカリスマ性があったんじゃろな。でも私はまだあなたが分からない。いつか見に行くことがあれば、きっと中途半端な理解で行けば後悔する気もするし、何も知らずに何を感じるかも知りたい。

ちなみに展示を見た時、唯一印象に残ったのは右肩上がりになる入場料と観光客の増加。形が出来上がるにつれ、人は一目見ようと足を運び、工事の人手も確保され建築は進む。しかしサラ地の状態で頭を下げて寄付金を募った当時の努力あってのこと。なんだか不思議な気持ちになる。
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