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恐怖と戦慄の美女のTSのレビュー・感想・評価

恐怖と戦慄の美女(1975年製作の映画)
3.3
【3話目が本気】73点
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監督:ダン・カーティス
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:72分
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 3話からなるオムニバスホラー。が、1.2話ははっきり言って怖くもなく面白くもない。今作は3話目の「アメリア」でもっているような作品であり、逆に言うとこの3話目がトラウマ級であり堪らない笑 ジャケットに写っている気味の悪い人形が確信犯であり、この3話目だけ見るのも良いと思われます。チャッキーの元ネタ?とも言われている今作。最後で挽回したので面白かったです。

 1.2話はまあどこにでもあるようなホラー話。面白いのは3話とも同じ女優が演じているということ。もちろん別人キャラでありますが、低予算で済ませているなと思える。そんな彼女が最後にズダズダにトラウマを植え付けられるのは3話目。怪しい首狩り人形を家に招いたことにより恐怖が始まります。今作、妙なカメラアングルがうまく、人形が主人公を襲うシーンを高速にすることにより恐怖度を増幅させています。そして聞くに耐えない赤ん坊のような声がまた不気味。ノロノロとこれだけで1作作っていたらだれていたので、オムニバス形式は正解だったかも。ホラーオムニバスって最終話にとんでもないものを持ってきがちですよね。『クリープショー 』なんかもそうですね。

 怖すぎる、というわけではありませんが間違いなく印象に残ってしまう3話目。一見の価値はあるかも。。
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