悪魔の毒々クチビル

フィアー・イットセルフの悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

フィアー・イットセルフ(2008年製作の映画)
3.0
「二人の男」
事故で重症を負った男が、たまたま搬送先の病院で同じく死にかけていた凶悪犯と身体が入れ替わっちゃうお話。
「X-デイ」
何か男女関係で色々あってふて寝してたんだけど、目が覚めたら周りをゾンビが徘徊していたお話。


これ、全部で6枚組のオムニバス作品なんですね。何故かこの一枚のみでレンタルされていました。

取り敢えずこの二話に関して言えるのは、普通にオチが読めちゃうってこと。
「二人の男」はあの弁護士とか事情を理解してくれそうだったし、もう少し広げようもあったと思うんですけど尺的に無理だったか。
クリフトン・コリンズJr.の悪人顔から善人顔へのシフトとか上手かったです。

「Xデイ」はゾンビモノですが、観ていく内に「あぁ、そういう話か」と段々流れが読めてきたなと思ったら本当に思った通りの終わり方でした。
大したゴアとかは無かったです。

要はどちらも''平々凡々''という言葉が凄く似合う、当たり障りのない短編だったんですけど観て良かったですね。
というのも「二人の男」にはコリン・ファーガソン。「Xデイ」にはニオール・マターと、ドラマ「ユーリカ」ファンにはたまらないキャスティングだったからです。

あ、「ユーリカ」って知ってますかね。
個人的に完結済みの作品としては、唯一全シーズン観た海外ドラマなんですよ。
秘密裏に存在するハイテク技術を結集した町が舞台のSF作品です。
別に手に汗を握る展開とか特に無いのに、ほぼ毎回人的ミスでハイテク器機が暴走して世界規模の危機が訪れてそれをコリン演じる科学オンチの主人公がその場の思い付きで解決していくというのが基本的な流れです。
まぁシーズン6で打ち切りになっちゃったんですけど、コリンを始めとした登場人物や全体に漂う緩い感じが結構ハマりましてね。
大学時代の夏休みとか、特に何もすることないなーって時は一日中これ観てましたね。

コリン・ファーガソンは映画だと「レイク・プラシッド3」にも主演しています。
制作が同じsyfyということもあってか、演じるキャラの名前や性格が「ユーリカ」ファンならニヤリとしてしまうものだったんで、かなり楽しかったです。ワニ/パニック映画としては凡以下の出来だけど。
他にもヤンシー・バトラーやマイケル・アイアンサイドが出ていてキャストも割と良かったです。ワニ/パニック映画としては凡以下のd
個人的には何より「コリンやっぱいいなぁ」って思わせてくれる内容だったんですけど、近場で唯一これをレンタルしていたお店が大分前に閉店しちゃったんですよね…
もしBOOK・OFFとかで売ってるのを見掛けたら迷わず買っちゃうくらいには好きです。ワニ/パニック映画としては凡以k

フィルマークスにも勿論ありまして、他の方のレビューは読んではいませんが平均点を見る限りでは間違いなく皆ボロクソに言ってるんだろうな、ってことは分かりました。


…あれ、何か話がズレまくってしまいましたね。
まぁ何が言いたかったかというと「ユーリカ」面白かったなぁってことです。