このレビューはネタバレを含みます
お父さんと伊藤さんとの奇妙な3人暮らし。
お父さんの「〜なのかな?」という口癖が絶妙でクセになる。
ネジで仲良くなるふたりのシーンはホッコリするし、ホームセンターで楽しんでくれたお父さん。万引きを繰り返していたお父さん。行方不明ののち、ひとりで暮らすと言うお父さん。そして伊藤さんも一緒に暮らさないかと提案する始末。残された親子3人がお母さんとの馴れ初めについて話す夜はよかった。伊藤さんはお父さんの飼い慣らし方がうまいなあ。柿の木が雷で燃えちゃったの悲しいねえ。お父さんの大事な段ボール。中身はスプーンとフォーク。有料老人ホームに入るといい去っていくお父さん。枇杷の木でつながる縁。
「ウスターはないのかな?野蛮人かな君たちは」
「ついででいいんだが、あやのこと、よろしくお願いします」
「あのさ、俺は逃げないから。逃げないから、さ」