akihiko810

ジャニス リトル・ガール・ブルーのakihiko810のレビュー・感想・評価

3.9
1970年に27歳の若さで亡くなった希代のロック・シンガーのジャニス・ジョプリンに迫ったドキュメンタリー映画。

ジャニスの人生を一言であらわすと「孤独」。
高校では3年間容姿のせいでいじめられ、進学したテキサス大学でも悪ふざけで「学校一のブ男」に選ばれたという。そんな彼女が選んだのは音楽活動。
魂の底から絞り出すような歌唱スタイルのブルースロックで、観た人の度肝を抜いていく。
伝説のロックフェス「モンタレー・ポップ」で一躍有名になりロックスターへの階段を上る…。
バンドの解散を経て、名盤「パール」完成間近に薬物で急死してしまうジャニス。
その短い人生は、本当に歌うことで人と繋がっていたのだな、と思わされた。

迫力のライブ映像も多く、ジャニスの音楽のように腹に染み渡る作品だった。
akihiko810

akihiko810