ゆき

ガタカのゆきのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
5.0
やばい映画に出会ってしまった。とりあえず切ない、悲しい、希望、絶望、不条理、あらゆる感情がぐちゃぐちゃになってしまう映画だった。傑作すぎるこれが20年以上前に作られた映画なんて!すごいなあ、ほんまに良かったです。
まずブロマンス的な主人公と、その提供者との関係、そして主人公とアイリーンとの愛の関係、そして永遠の宿敵のような主人公と弟の関係、それらがとても上手く組み合わさっていると思う。
生まれ持ったもので管理され未来を見切られてしまう世界はとてつもなく不条理で、あまりにも暴力性があるけれど、これからの未来はこんな世界になってしまいそうだなあと思う。
そんなマイナスからスタートした主人公の立場になって苦しくて頑張って欲しくてでも主人公は何も悪くないのになんで…って絶望してでも夢のために頑張ってる姿に希望をもらって泣いてしまう、ほんまにすごいです語彙力が無くなりました…最後もとっても切なかったな…
「運命は自分で決める」っていうテーマが重くて、とても考えさせれます。ジャンルはSFですが、サスペンス的な展開で、時間も長すぎず、見やすかったです。あああ余韻がすごい!
ゆき

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