ゴジラが対コング戦に向けて、関節可動域が大幅に拡大されている。きたるアクションへの期待感が高まる。そもそも巨大生物の元祖がキングコングとゴジラだから、これをマッチさせたい気持ちは痛いほどわかるし、ようやくそれが映像化できるようになったと思うと、とても感慨深い。
ハリウッド仕様だからゴジラが悪者扱いなのはしかたないにしても、ゴジラへのリスペクトも忘れてないのが嬉しい。世紀の対決である。
ただ、夢の共演とはいえ、実際のバトルそのものは、だいたいのゴジラ映画でもそうなのだが、単調になりがち。そこを解決したシン・ゴジラは革命的だったと思う。
巨大生物が神話というのなら、人が神に対してできることは、祈りだけであり決して科学的アプローチではない。そこも圧倒的な存在に対しての、人間のリスペクトである。
コングとのコミュニケーションに、手話をもってきたのは、とても面白い。過去にあったのかな？猿の惑星から始まる、種の孤独を感じるね。神話でいうと、やっぱりユニコーンか。祈りと聖女は相性がいい。
ゴジラの水中戦とかも新しい！
メカゴジラの存在意義もあってとてもよい。人間のエゴ全開である。
