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キングスマン:ゴールデン・サークルのマーチのレビュー・感想・評価

4.3
ようやく「200レビュー」に到達しました!
ということで、今年最初に劇場で観た大好きな作品です😘

🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔🍔


【レビュー🗽】

《🇬🇧カントリーロード🇺🇸》

🕶自分の中で、SWシリーズとこの『キングスマン 』シリーズは別格なんですよ!
もはや神レベルに大好きなんです!!

🌂 まず見てください、この日本限定ポスター! 私はこのポスターが発表された時点で今作の勝利(面白さ)を確信しました!!
また、「秒で、アガる。」というキャッチコピーがクールかつシンプルでありながら、今作の内容を的確に表現していて最高です! 今年(2018年)のベストキャッチコピー大賞に早速エントリーですよ。(←そんなのない。笑)

🚙 冒頭からキレッキレでいきなりボルテージMAXになるカーチェイス!!💥 ここで流れるのが明らかにプリンスの訃報を受けて選曲したと思われる「Let's Go Crazy」ですよ!監督から「クレイジーな世界=キングスマン・ワールド」へようこそと言われているみたいで嬉しくなりました♪
1作目のアイツがサイボーグ化し、敵としてカムバックしてくるしぶとさには参りましたね。笑

🏰まさかアイルランド🇮🇪の女王👸と1作目でのアナルセックスをきっかけに、これ程までに発展していたとは! まずこの驚きから入って、次第にエグジーが彼女を守るために奮闘する姿や、任務と彼女との板挟みで葛藤する姿が描かれているのが良かった。1作目ではチンピラだった彼が、愛する人のために日々任務をこなし、師匠(ハリー)の教えを受け継いで男らしく紳士に成長していたことに、まだまだ前半にも関わらず泣きそうになりましたよ〜😢
あと前作でハリーに「ここで待ってろ」と言われた教えをちゃんと守って、ハリーの家に王女と住んでいたエグジーの純粋さに打ちのめされました。
(ちなみにクララの性器に追跡装置を仕掛けるシーンですが、さすがにタロン本人が難色を示したようで、クララ役の女優さんの旦那さんの手があのシーンでは映っているらしいです。笑)

🦋そしてやっぱりシリーズファン(と言ってもまだ2作目)垂涎だったのが、ハリーの再登場ですよね👍
今作では意外にもコリン・ファースがコメディリリーフとして活躍していて、スゴくいい見せ場のシーンでも必ずどこか拍子抜けて笑わせてくれる役どころでしたね。
さすがに1作目を踏襲したバー🍸でのマナー説法アクションのシーンでボコボコにされているのはつらかったですけどね。
また、今回のハリーは最高にキュート😆💕!! 特に、夢だった蝶の学者になることが叶う嬉しそうな姿と犬🐶をハリーが可愛がっているシーンにはキュンとしました😍 まさかのオジさん萌え映画でしたね。笑

🎼マーリンとロキシーについてはネタバレになるので、【p.s.】で語ります。

🍔今作のヴィランであるポピーは、笑いながら人肉を捏ねるようなスーパーサイコ若作りオバさんなのですが、これをジュリアン・ムーアに演じさせているというのが面白いですね。サイコなオバさんにしか見えませんし、妙にポップな出で立ちがそのサイコさをより引き立てています。

🇺🇸アメリカの親戚こと“ステイツマン”のヤツらもイカしてましたね! スケジュールの都合で思ったよりチャイニング・テイタム演じるテキーラが出てこなかったのは残念でしたが、ダンス💃が最高だったので帳消しということで。笑
👓ハル・ベリー演じるジンジャーがマーリンと意気投合して2人で頭脳班やってるのがスタイリッシュでカッコ良かったですし、前作との連携も知れて面白かった。まあ、後付けでしょうけど。笑 それにしてもハル・ベリー50代には見えないなぁ…綺麗過ぎ! ヘアスタイリングも衣装も魅力的でしたし、ストーリー的に最後報われたのも良かったですね。次作では大暴れしてくれそう!
🍾ジェフ・ブリッジス演じるシャンパンも大した活躍はありませんでしたが、帽子投げ🎩とテキーラをあやしている感じが親玉キャラとしては魅力的だったので、こちらも帳消しということで。笑
🥃ペドロ・パスカル演じるウィスキーは、意外にステイツマンで最も活躍したキャラでしたし、ラストのツイストにも貢献していましたね。監督が『ナルコス』を観てキャスティングしたらしく、今作の内容も麻薬絡みだったので、「もはや『ナルコス』じゃん!」と思いながら私は観てました。笑

🎹カメオ出演どころか、主役を食う勢いでガンガン目立っていたのがエルトン・ジョンですよ!奇抜な衣装に加え、ちょっとしたアクションにも参加していたりして「どんだけ監督エルトン・ジョンのこと好きなんだよ!笑」ってなりました。
彼のヒット曲が多数使用されていますし、「土曜の夜は僕の生きがい」の使い方なんて最高でしたよ…シビれました!!

👸エグジーは王女との絡みが先行していたので、「母親との後日談みたいなのは無いのかな〜」と思っていたら、最後のあの場面で申し訳程度に出るという…もっとその辺りが知りたかったのですが、カットした可能性もありますね。

⛷ストーリー的にもツイストあり、予想外ありで色々な展開を見せますし、前作からの繋がりの描写ではノスタルジックで幸せな気持ちに浸れます…特にエグジーがキングスマンのエージェント採用試験に向かう前にテイラーショップ内の鏡の前でハリーと交わした会話の場面が今作で踏襲されていたことが嬉しくてたまらなかったです! 泣きました😭!!笑

💥そして今回もアクションが凄かった!前作の教会⛪️のシーン越えはさすがにありませんでしたが、それに迫るレベルの胸熱アクションシーンは何度もありました!! 冒頭からハンパないのですが、やはり何と言ってもラストバトルの興奮が忘れられません! マーリンのこともあって、万感の想いでハリーとエグジーが挑んだ最後の死闘は、マシュー・ヴォーン監督の十八番である画面の中止からブレない中心軸の法則による最高にアガる、キレッキレでスタイリッシュかつスーパーウルトラレジェンドフェスティバルな(←語彙力。笑)アクションの連続に、血液が沸騰し、脳汁は噴き出していました(←嘘です🙇‍♂️🙇‍♀️)

🎉いやー、満足満足大満足でしたよー!
長いと感じた方がいるみたいですが、これは昨年公開の『最後のジェダイ』と同じで、私は自分の大好きなフランチャイズ作品においてはいくら長くても全く飽きないタイプなので、今作も『最後のジェダイ』も「終わらないでー! もっとちょーだい!!」と思いながら観ていました。笑

🎬マシュー・ヴォーン監督は最高にイカれています!!
(言葉は悪いですが、勿論いい意味です!最大級のリスペクトを込めて、褒めています!笑)
鬼才とはこういう人のことを言うんでしょうね〜。この作品、初期編集では3時間近くあったそうなので、出来ればそちらのバージョンも観てみたいです🤩✨

🎥既に3には着手しているようで、ヴィランにはロック様を検討中だそうです! サミュエル、ジュリアン、ロック様となれば最高の3部作ですね♪
また、テキーラのスピンオフも計画中のようで、キングスマンユニバースはまだまだ拡大しそうですね。楽しみです!!

新年1発目にいい映画に出会えたので、今年もいい年になりそうです🍔


*ここからは、ネタバレありです。

【p.s.】
今回も社会派なメッセージがある作品でしたね。麻薬依存者を全員葬ってしまえという大統領の思惑にはフィリピン🇵🇭のドゥテルテ大統領を想起しました。
政府内にも依存者がいたというブラックな皮肉が込められているところも面白かったですね。というか全体的に今回は前回にも増してブラックさが漂っていました…世相を反映しているんでしょうかね。

さあ、マーリンとロキシーの追悼コーナです。
それにしてもロキシーの死に方は酷かったですね…新しいアーサーも一瞬でしたが、今作には不要とでもいうかのように前作から引き続いて出演のインテリキャラが早々に退場したのは寂しかったです😿

打って変わってマーリンは前半で新たな面白い🤣一面を見せたかと思うと、最高にアツくて胸が苦しくなるお別れでしたね…1番だけじゃなく、2番までしんみりと聴かせてくれた「カントリーロード」の力強い歌声が、戦いに向かうハリーとエグジーの背中を押してあげているようで切なくて…涙腺崩壊でした😭

マシュー・ヴォーンは死の表現が人によっては毛嫌いしてしまうほどあっさりとしているので今作でもたくさん死亡者が出ましたが、マーリンとロキシーはキングスマン としての礎を支えた重要な存在だったので、敬意を込めて祈りを捧げたいと思います。
それでは、黙祷。


【映画情報】
上映時間:140分
2017年/イギリス🇬🇧
監督・脚本:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン
原作:マーク・ミラー(キャラクター創作)
デイヴ・ギボンズ(キャラクター創作)
出演:コリン・ファース
ジュリアン・ムーア
タロン・エガートン
マーク・ストロング
ソフィア・クックソン
ハル・ベリー
エルトン・ジョン
チャニング・テイタム
ペドロ・パスカル
ジェフ・ブリッジス
概要:ブラックでスタイリッシュなスパイ
描写が話題を呼びヒットした『キン
グスマン』の続編。スパイ組織キン
グスマンの本拠地が壊滅状態に陥る
中、敵を追ってアメリカに渡るスパ
イたちの奮闘を描く。
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