イロカワ

ケンとカズのイロカワのレビュー・感想・評価

ケンとカズ(2015年製作の映画)
5.0
偏愛する映画。2016年っていうのは「クズとブスとゲス」と「孤高の遠吠」とこの作品が立て続けに出現して和製ノワールがめちゃくちゃ活気づいていた。これからは毎年こんな映画が見られるのかと高校生の自分は期待に胸を膨らませていたが、そんなことにはならなかった‥
「ケンとカズ」で印象に残っている風景は殆どない。覚えているのはひたすら圧迫感のある顔。カメラと役者の距離が近い。出ている人達にはいい意味で華がないので映画的な虚構性が一切感じられない。ずっと見てはいけないものを見ているような緊張感を感じる役者の演技。こういった作品が毎年作られれば日本だって韓国に負けないノワール映画大国になったのに本当に残念。
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