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仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.4
すごい久しぶりに観た『仮面ライダーアギト』。
賀集利樹。要潤。若いな。

アギトはクウガの次、平成ライダー第2弾。
そのフォルムはクウガに近いが古代文明の獣っぽさがあるクウガよりも洗練されていて、顔がイケメン。頭の角の部分が大きく尖っていて全体的にバランスが整っている。

そして、クウガと同じくフォームチェンジができて、本作はその最終形態に近いバーニングフォームからシャイニングフォームへと昇華するエピソード。
主人公がライダーの力に取り込まれそうになる苦悩と葛藤があり、その先のシャイニングフォーム。変身する本人の心持ちがいかにライダーに大切か、を描かく。

要潤。G3-Xという、警察機構が開発した疑似ライダーシステム。これがなかなか弱い。いつも弱い。
正直噛ませ犬のヤラレ役なのだが、それでも健気に奮闘し、アギトやギルスと共闘したり、力に取り込まれそうなライダーの後ろで諦めない姿は胸を打つ。
警察内部でも“対応が後手の役立たず”呼ばわりをされても決して屈せず正義を貫こうとする姿は、力は無くてもそれはそれで“ライダー道”を体現している。

アギトはそうした人間側の思惑と、謎のライダーになってしまったギルスなど、主人公のライダーアギト以外の思惑が交差し、人間同士のいざこざ、かけひき、政治やサスペンス色も強いのでそれはそれで骨太な作品。

そして、京本正樹、ライダー好き芸人かの様な好きさが転じての出演。ホント似合うな、この世界観。

「空はいつだって空だ。晴れてても曇ってても。雲の上はいつだって同じだ、本当は。だったら、同じ空なら、晴れてる方がいい。だろ?」

京本さん、名言ハンパない。
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