千葉匡

コンカッションの千葉匡のレビュー・感想・評価

コンカッション(2015年製作の映画)
3.8
自分の国が大好きなアメリカ合衆国にしては、勇気ある題材ではないだろうか。
国民皆大好きなNFL。
その存亡を根底から覆してしまう事実。
FBIまで登場してしまうアメリカの怖さ。
認められれば国のお抱え医師にもなれるアメリカの無限の可能性。
アメリカのいろいろな側面が垣間見えた作品だった。

劇的な展開が起きるわけではないが、淡々とウィル・スミスが足掻く姿を描く。
『幸せのちから』でも思ったが、彼は困難に抗う役もうまい。静かに情熱を燃やす姿に魅入る。

どういう内容にしろ大きな存在に戦いを挑む物語はいつ観ても感動を覚える。
千葉匡

千葉匡