ニッケ

ジュラシック・ワールド 炎の王国のニッケのレビュー・感想・評価

4.5
災害パニックからまさかの館ホラーへ悠々とジャンルをまたいでみせるシリーズ1番の異色作。恐竜が現実に現れるロマンと楽しさはほぼ封印され、その名の通りとにかく恐怖の対象としての恐竜の描き方が新しい。アニマトロニクスを駆使した、近過ぎちゃってどうしよう〜〜みたいなシーンがとても印象的。良くも悪くも恐竜と人間の距離、関係性をググッと縮めてみせました。この大作でも見事に作家性を見せつけた監督の手腕に唸ります。
オーウェンが若干超人化したり、オロカナニンゲンやりたいが為のいかにもな現実離れ描写が若干気になるものの総合的に見てシリーズで最も好きな一作になった。ラストが痛快です。
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