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ジュラシック・ワールド 炎の王国のYOKのレビュー・感想・評価

3.8
絶対観てるはずなんだけど内容全て忘れているので再鑑賞。今日の午後から新作「ジュラシックパーク 新たなる支配者」観てくるので、最高に記憶新しい状態で行けばIQ3の私でも新作を楽しめると思うのよね。


■伝わらないあらすじ
舞台は前作のジュラシックワールドから3年後、2018年。(映画公開も2018年)
パークが崩壊後も、イスラ・ヌブラル島では恐竜達が自由に島中を徘徊していたものの火山活動により絶滅の危機に陥る。
恐竜の保護を目的とするチーム、恐竜をGETして兵士として使いたいチーム、そしてとにかくブルーを助けたいオーウェン(主人公)の三つ巴によるジュラシックな活劇が、今、始まる!!!


伝わりそ?(無理そ)
ジュラシックシリーズってパーク開園させようとし(もしくは開園して)結果的にダメで恐竜放置するイメージあるよな。あと人間の子供や孫が関わっててんやわんやするイメージ。

勝手に恐竜復活させて上手くいかんから放置して絶滅の危機に陥ったら助けるor助けない、もしくは利用したいの欲望で動いて、なんか人間って嫌だなあなんて思った。

軍隊の方や身内に軍に所属する方がいたら申し訳ないんだけど、軍事の脳筋なところというか「俺らのやり方が1番正しい!力こそ知恵だ!」みたいな考え方や行動が嫌い。(ど偏見)
待てって言ってんのに待たないで銃器(や麻酔銃)に頼るのクソクソのクソ。

最初からなぜ「何があってもブルーだけは必ず助けたい」のかが今作のキーになるし、恐らく新作に繋がるところだと思う。流れる溶岩からゴロゴロ転がって逃げるオーウェンの動きキモ可愛くて大好き、永遠に観ていたい。

恐竜助ける!って言う割には個人的に襲ってきた恐竜のことは死んでもしゃあなしな精神で追い払うの、めっちゃ人間って感じして好き。ま、みんなそんなもんよな。動物園の作越しにみるライオンは格好よくて大好きだけど、サバンナで見るライオンは怖くて近寄りたくないもんな。

自称動物好きな私は、火山灰や噴火によって飛んできた石にぶつかって倒れる恐竜や、島から逃げて海に飛ぶ込み溺れてしまう恐竜を見て号泣したわ。人間が勝手に君たちを作ったせいで辛い思いをさせてしまってすまん…。桟橋で鳴く首長竜のシーン辛すぎて、早く人間滅びればいいのになァなんてロックなこと考えてしまった。

前作がパーク開園していて客もいて楽しそうな雰囲気があった分、今作は最初からシリアスで且つ軍事色も強くて娯楽作品って感じとは違ってたかも。だから今ひとつハマれず観ても忘れてしまったのかもしれん。

ってか、ウー博士も作んなや、新種。こんだけ金にがめつい男なんだがら試作だろうか完成作品だろうが好き勝手するであろうことは目に見えてたじゃんか。おまえ初期から出てるキャラのくせに学ばねーな。

恐竜を利用して利益を得たい人間どもがいる一方で、オーウェンたちは一見すると恐竜と協力して難を逃れようとしているように見えて、恐竜は別に協力する気なく(ある意味でオーウェンたちにも利用され)好き勝手本能のままに動き回ってるの構図が面白すぎる。

かつて最強だった恐竜と恐竜を組み合わせて作り出されて生まれて最新種ちゃん、人間騙すほどに賢くて大好き。恐竜の歯でネックレス作りたい軍人おじさんの最後、最高で良き。からのエレベーターの民たちの最後、ブラックアウトで悔しい。観たかった。

前半は、人間てめーコノヤローどもー!!!って憤ってしまった分、後半の恐竜たちが研究所みたいなところで大暴れして人間たちを薙ぎ倒すのはやはり見ていて爽快だった。

とりあえず目標に向かって物や壁ガン無視で突っ込んでくるとこが恐竜とゾンビって似てるな、ニコッ。って思った。でも最新種ちゃんは器用にお爪で窓を開けたり忍び足で歩き相手を威嚇することも出来るのでゾンビより頭が良いのかもしれない。頑張れ、ゾンビ!

どの恐竜も個性があって可愛かったり格好よかったりするのだけど、やっぱりブルーしか勝たんのよな。彼女だけよ、人間(オーウェン)と協力して
危険を顧みずデカい相手にも向かっていくの。健気過ぎて泣ける。もう一度言っとくけど、ブルーしか勝たん。

恐竜助ける!と言いつつ恐竜と戦い場合によって弾をぶち込む人間がいるので、おそらく動物愛護団体や私のように「動物大好き!」と言っている人間もいざとなったら斧やバットや包丁を振り回して抵抗するのだろうな。勝てる気はせん。

火を操る人間だって火が怖いのだから、わけも分からぬままに火に襲われたら動物が暴れ回るのって当たり前だよなと思った。

ゲートを開ける開けないの判断、人によるところだと思うけど私なら秒で開ける。火山活動起きた島から連れ出してきといていざとなったらこの施設で焼け死んでくれはさすがに出来ない。

こうしてみるとジュラシックシリーズって改めて人間の欲深さと身勝手さが顕著な映画なんだなあって思ってしまった。絶滅した生物へにロマン感じるのは分かるけど、それを蘇らそうとするのは絶対違う。

そんなこんなで島から島への移動に大失敗したのと、人間の金儲けによる企みのせいで恐竜たちは人間の住む世に放たれたわけ。つまり、新作はそんな人間と恐竜とその他の動植たちが共に暮らす世界が舞台ってことね?理解した。

新作の副題である「新たなる支配者」が一体何を示すのかが楽しみ。ようこそ、ジュラシックワールドへ。早くママになったブルーに会いたい。
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