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ミッション:インポッシブル/フォールアウトのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

3.7
『 HIGHROAD
~愛は🌎を救う~ 』

『M:i-2』以降シリーズは全て劇場で観ているので、最早必然的に劇場へ🎦🏃💨
劇場で観てきたシリーズ作品をあくまで個人的且つ端的に表すならば、
『Ⅱ』 → 対峙
『Ⅲ』 → 両立
『ゴースト・プロトコル』 → 奇想天外
『ローグ・ネイション』→ 華麗
なんて感じかなぁなんて思いながら...
それではこの最新作は、はて...❓

観終わって“ポッ”と頭に浮かんだのは、
『王道』という二文字。
“シリーズ最高傑作!”の謳い文句については(いつからか毎回言ってる気もするけれど...)、その呼び声の高さも納得の出来。但しこのシリーズ、何よりプロデューサーも兼ねているトム様の“お志”がそもそも高い💦だから、シリーズ作品を横一線に並べての「どれがより高い⤴️か❓」の比較はナンセンスな気もするし、そして何より作品毎に置きに行ってるポイントも毎回違うでしょうしね。

ライブのセトリ組みのひとつのパターンとして、オープニング3曲位のまず一盛り上がりの“掴み”があり、その後しばらくはNEWアルバムからの曲中心の新機軸展開なんかがあって。そこから、懐かしい曲なんかをやるファン喜びの中盤。そして、とにかく客を盛り上げまくる終盤の煽りゾーン❗️みたいな。で、いわゆるライブにおけるその勝ちパターン方程式というのは、そっくりそのままアクション娯楽映画にも通ずると思うのです。

その点、前作『ローグ・ネイション』は上記パターンに近い構成でありつつ、ひとつ前の『ゴースト・プロトコル』に良くも悪くも依存&忖度有りな作りだったと思います。絶妙なバランスを保ちつつの自分色の配分。マッカリー監督、さぞや色々と気遣いと気疲れがあった事でしょうw😅 それ位に『ゴースト・プロトコル』は、奇跡的全編娯楽要素満載奇想天外活劇であり、とにかく素晴らしい❗️これ、ライブで言ったら煽りゾーンが何度も押し寄せるかの如く、鑑賞者から観ての嬉しき誤算❗️なのにバランス取れてて破綻無し‼️てな感じで、やっぱ一番好きだから褒めまくっちゃう事になる傑作だと思うんです😃

さて、話を最新作に戻します🙇💦
では、今回の作品はどうか❓と申しますと... 演出こだわりまくったド派手なオープニング3曲というよりかは、少ない照明の中始まる静かな始まり、といった感じ。ただし、それは後々へのしっかりとした助走であり、伏線。今回の最新作については、あえて“全編クライマックス”に向かっていない様に感じました。オーケストラの編成が後半に向かう程に増えていき、その大編成の弦が気付けばザクザク鳴ってて🎻、ブラスの音圧も増してたみたいな感じ🎺それはまさに懐かしき頃のボンド映画の様なClassic的王道感を伴いつつ、それを何より“実”の伴う半端ねぇ“実写”でやってる凄み❗️

ただ一つ難を言えば、前作の水中のシーンや今作のダイビングシーンなんかみたいに、「実は凄い事やってる❕😱」ってのを後で裏話では知るんだけど、画面内や劇中アイテムへの装飾のせいで、その“実際に”ってのが霞んで見えてしまう💦まるで絵画の様な美しき画作りも途中途中で感じられるのに、プラマイされちゃうこの感じ。う~む、もったいない⤵️間違いなく、やってる事、そして回を重ねる毎の更なる高みはとんでもないんだけど、前作からそれが作品としての面白さ、もっと単純にお客さんがワクワクするかどうかへの比例には繋がっていない気がします。う~ん、見せ方なのかなぁ😌

ただし、これまでを観てきたからこそ見られた、シリーズ中最も人間らしさを感じるかの様な彼の姿や、その愛の広さ・強さ・深さを大きなスクリーンで観られた事は感慨深かったし、やはり劇場に赴いて良かったとは思わされました。その時点で、このシリーズはまだまだ現役。先日観た恐竜さんシリーズは「次はもうお家でいいや...😥」ってなったけど、こっちはもし“次”があるなら、また大きいスクリーンで観る事になるでしょう🐼
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