へんりー

地獄花のへんりーのレビュー・感想・評価

地獄花(1958年製作の映画)
3.0
んー。
尊敬はする。やっぱり韓国が凄い、朝鮮戦争が終わった直後に全く金が無くてももうこんなにしっかりした映画を製作したなんて。映画を大切にする文化だよね、色々問題点があっても(例えば80年代までの映画保存の無さ)。もちろん北朝鮮に誘拐された申相玉監督の人生も誰よりも映画っぽいし。でも今まで観た申相玉作品はスタイル的にあまり好みじゃない、内容が興味深いのに。なぜかよく解らない。見た目が良いけど塩が少ない食べ物のようだ。

これもそうだ。50年代にハリウッドに考えられなかった娼婦たちの話を語る、激しい、リアル、涙と血、でも結局あまり感じられなかった。同い年だった内容も似ている今村昌平の作品のほうが好きだ。
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