あられ

特捜部Q キジ殺しのあられのネタバレレビュー・内容・結末

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

未解決難事件を解決する ”特捜部Q” シリーズ第二弾
相変わらず暗くて陰惨です。

“特捜部Q” は前回の議員失踪事件を解決に導いた事で評価を受け、新たに女性秘書・ローセが配属されます。彼女も中々のやり手で、 ”特捜部Q” に欠かせない人物になっていきます。アサドは早速仲良しになってますね😆

今回の ”特捜部Q” は、20年前に起こった双子の兄妹殺害事件を再捜査します。犯人は既に逮捕され、服役を終えている事件でしたが、元警察官である双子の兄妹の父親が独自に捜査し、犯人は他にいると確信、カールに捜査を依頼してきたのです。

カールが忙しいとにべもなく断ると、その日の夜にその父親は自殺してしまいます。責任を感じたカールが再調査を開始すると、事件は不審な点だらけ。そして、2人が通っていた寄宿学校の付近のフェンスマーク森では、日曜日になると様々な犯罪が発生していたのだった…。


割と直ぐに真犯人が判明しますが、金や地位に物を言わせて隠蔽工作してしまうので、その抜け目ない犯人グループの犯罪の証拠を見つけ、いかにして追い詰めていくかが見どころになります。ひねりとかトリックとかどんでん返しとかの面白さはないので、ミステリーと言うよりは人間ドラマっぽい感じでした。

特に犯人グループと行動を共にしていた女生徒・キアステン= 愛称キミーの後悔&苦しみに満ちた生い立ちは、自業自得とは言え同情させられました😭

犯人グループは寄宿学校時代から数々の犯罪行為を繰り返しており、彼らの引き起こす暴力・レイプ・殺戮シーンは、凶暴すぎて見ていて不快極まりなかったです。罪悪感が皆無なのも全くもって胸糞悪いです😰

前回は警察に捜査を阻まれ、今回は犯人側に捜査情報が筒抜けとか、 ”特捜部Q” も大変ですw 権力者に都合の良い社会とか許せないですね。その点、上層部は腐ってても、“特捜部Q”の直属の上司である殺人課課長・ヤコプスンが正義の心を失ってなかったのがよかったです😆

最後はちょっと切なかったです😭
あられ

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