少女のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

表情のとぼしい能面顔の代表のようなわかき大柄怪女優二人の異能ヘタウマ演技をいかしきった女学園舞台の百合映画というだけでかなりきもちわるくてよい。くらいめをした少女たち。片方は足に。片方は手に。障害をもっている。ロックでいえばブラックサバスのようなヘビースタイル。蜷川実花みたいなのよりこういうくすんだ色調のほうがこのみ。いいね東映。サソリ系監獄映画の系譜。元校長で町のラスボスか白川和子が安定の存在感。まとめると。ことあるごとに真っ黒な水の中に水没する心象風景から。私的偏愛ジャンル。下水道映画に認定。ただ最初は群像劇っぽくよかったが主役とコジマのあまりにもまえにですぎなサイコパス演技でちょい失速。ホラーなら失速もz級な味になるが。いくらイヤミスといってもキホン青春ミステリー映画。としてはどうなのか。ただの冗長。ミスリード要素にもなってないし。実は百合カップルもう一組あって。白レズカップルメインでちょこちょこ時間軸いじくるより。明暗白黒レズカップル前半後半わけてえがいたほうがよかったのでは。でもがぜん原作に興味むかせてくれた点では良い映画化。