昼はＯＬ、夜は娼婦。ふたつの貌の鬩ぎ合いが、女の運命を狂わせる…て、ゆーてこーいう話ロマンポルノでよ～く見るっちゃ見るよな………
まあ本作は流石の田中登監督作で、その主人公の女のジワっと陰鬱・アンニュイ、そしてどこか実に淫靡な雰囲気とゆーの自体は、率直にそこそこ上質だったかと思いますね。主演の青山美代子さん自身のルックスがその方面にそこそこ秀でたモノだった（演技はかなり微妙だったかとも思いますが）とゆーのは好かった点だと言えるのでは、と。
ただ一つ、美代子さんのヌードシーンなのですが、顔をかなり青白く塗っているのに対して躰の方はそこまで白くないので、結果顔だけが妙に白い、というアンマッチになってしまってたのは少し違和感に思えました。まあ、彼女の「夜の貌」の表現としては、あーいう具合にごく白く「し過ぎる」方が正しいとも思えるのは確かなので、ある種仕方の無いコト、だとも感じるのですケドも。
