義民伝兵衛と蝉時雨

赤い夜の義民伝兵衛と蝉時雨のレビュー・感想・評価

赤い夜(1974年製作の映画)
3.4
怪人二十面相&キャッツアイ率いる覆面強盗団、人間を兵器化したゾンビ軍団、そしてそこに地下活動する秘密結社のテンプル騎士団。それらによる仮面舞踏会は、馬鹿馬鹿しい程のコミカルさと滑稽さとシュールさで、爆笑必須。そしてそこからの勧善懲悪成らない現実感も素晴らしかった。兎にも角にもブッちぎったカルト感が最高。「顔のない眼」に続きこれまたカルト中のカルト。ジョルジュ・フランジュ監督の魅力にドップリと浸かった。