KH

遠い日のゆくえのKHのネタバレレビュー・内容・結末

遠い日のゆくえ(2011年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪い映画だった。(主に主人公の言動)

特殊清掃員見習いとして働きだした主人公孝志は、過去のある事件で今もまだ空虚感を抱えながら生活している。ある日の仕事で孤独死した女性の遺品を整理しているうちに日記を発見し読み、今の自分と重なるところがあるとかよくわからん感情で職権を乱用し、家に日記を持ち帰って読みふける毎日を送る。順調に読み進めていく孝志はあるページで手を止める、それは死にたいという字で埋め尽くされたページだった。そこで孝志は何をはき違えたのが痛い自分探しの旅で勝手に孤独死した女性の関係者に遺品を押し付ける旅をはじめるため金沢へ向かうっていうストーリー

まず主人公に声を大にして言いたい
「お前何様やねん」と
「お前はどの立場から物をいっているのか?」と
「お前は沢村さんの何なんやねん」と
自分が一番嫌いなタイプの主人公ですね、自分が正義と思っていることを他人に押し付け偽善で優越感に浸る感動の押し売り、この主人公は自分の心を安定させるために遺族の知り合いの気持ちは無視して巻き込んで一人悦に入る。
たまたま行く先々で都合よく出会った美人な姉御肌のお姉ちゃんに褒められてさらに気を大きくして最後の最後はストーカーまがいのことをして家に出向き、無視されると勤務先まで行って騒ぐという。。
あれ、これは下手すれば逮捕案件では?
マジで全編通して不愉快極まりない、周りの大人(会社の人間)ももっと叱れよ。これは大人子供以前に人としてやばいよ。
周りの人の心を土足で踏み荒らし、勝手な正義感を振り回し助けた気になって偽善とも気づかずに悦に入る。。あぁ気持ち悪い。

でも他のレビューを見ていると高評価なのが、、疑問だが

なんだかんだキモイ主人公が俺は恵まれてないんだとか、一人尖ってるけども、よく考えてみてこの主人公の義父がこいつに妻を殺されてもなお育ててくれ今現在仕事の心配までしてくれているし、世話女房よろしく甲斐甲斐しく家に通ってくれる妹(みんなのゴーリキーさん)までいるときた。
これで恵まれてないとか尖ってるんだから失笑ものだよね。
KH

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