文字通り、真っ白なエロス。とかく小沼作品は透明度の高さが魅力です 小沼勝『白い娼婦 花芯のたかまり』
久々の小沼勝作品ですが透明度はやはり魅力的です。
こればかりは神代辰巳、曽根中生、田中登も追いつけません。
『主婦たちの性体験 夫の目の前で今・・・』の風祭ゆきさんや『夢野久作の少女地獄』の飛鳥裕子さん、小川亜佐美さん、『ブルーレイン大阪』の志水季里子さんらの姿を思い出しても明白です。
実際、自堕落な悪趣味になりがちな『生贄夫人』や『花と蛇』で繰り広げられる痴態をあそこまで真っ白にオブジェ化出来る離れ業など世界を見渡しても小沼監督以外に私は知りません。
女性は幾つになっても真っ白で美しい、と私たちは小沼作品で学べます。
夫人の片桐夕子さんの近頃の姿を見る機会が最近ありました。
今尚、お美しい姿に感動するばかりです。
さすが女優さん、さすが小沼監督夫人です!