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白い娼婦 花芯のたかまりのyoursuitcaseのレビュー・感想・評価

白い娼婦 花芯のたかまり(1974年製作の映画)
3.0
白をテーマカラーにした見ているだけで除菌されるような作品。白栄クリーニングで住み込みで働く淳(大野木克志)が自転車で配達中に京子(山科ゆり)にぶつかり、ドレスを汚してしまう。川沿いの道がめっちゃ狭い。タイヤ跡を必死で消そうとする淳だが、アイロンばかりかけていても仕方ないのでは?
京子の兄・文男(大江徹)は足が不自由で車椅子生活を送っているが、大の女子高生好き。京子は外国人相手に売春したカネで兄に女子高生を買い与えている。
クリーニング屋の娘・怜子(吉野あい)は淳に恋心を抱いているが、それを察した両親が淳を解雇しようとすると、淳は怜子を空き地に呼び出して犯してしまう。
その後色々あるのだが、吉野あいだけがタダでやられ損で可哀想。
無理やり女子高生に扮する芹明香がチョイ役ながら存在感は抜群。でもセーラー服姿が後ろからしか見れないのが残念。
流れる曲はあべ静江「みずいろの手紙」、淳が部屋で弾き語るのはチューリップ「夏色のおもいで」と色づくし。
ロケ地は落合あたりの神田川かな?と最初思ったのだが、中央線と平行して流れてるということは荻窪あたりの善福寺川でしょうか?山科ゆりが住んでる高級マンションのピンポンの音がなんか変。「清和コーポラス」という表札があったが、このマンションとは関係ないのかな。ネット情報では、小沼監督はロケ地については記憶がないとのこと。
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