舞帝

オール・アイズ・オン・ミーの舞帝のレビュー・感想・評価

4.5
普段USのヒップホップを聴かない自分にとって名前しか知らない存在だった2PACの生涯を描いた作品。
まず単純に映画として面白い。ダレるところもなく、完成度の高いライブシーンも織り交ぜながら、彼の短すぎる足跡を辿っていく。
(まったく観客はいなかったが)大スクリーンで公開してくれたシネマート新宿にリスペクト。
公民権運動の名残を受けた彼が放つリリックは現代にない重みがあり、その創造性と純粋な生き様に感嘆しつつ、もう少し生きて、良いビジネスパートナーに出会えていたらと思わずにはいられない。
間違いなく彼とそのフォロワーの存在で生きる勇気を得た人間は世界に無数にいる。
勇気と希望を与えてくれる良い映画でした。

(真実はわからないけど、次はビギーの自伝も見てみたいな)
舞帝

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