このレビューはネタバレを含みます
途中までギャグみたいやったんですが、主人公がどんどん剥かれてって最後幼稚園の喧嘩みたいな自分本位の感情のぶつけ合いで終わりました。
ギャグみたいってのは、こんなん絶対こうはならんやろーって思ってたのと村田に話が一個も通じなすぎたからです。
ただ、私には自分が守らなきゃいけない人間がいないもんでそう思うだけで…妻子のある父親なら、とにかく勢いで巻き込んで逃げられないようにされたらもうどーしようもないわなぁとも。こわいこわい。
社本の見える範囲でも村田も愛子も精神性幼い感じで、人格形成する時期にこんな事があったんかなぁとか語られてないとこも想像できるくらい剥き身。
痛みに耐えながら頑張って生きてきた社本が村田に剥き身にされてく感じ…ほんで最後はもう皆スッキリぶつけ合いで、色々投げ捨てると決めた後の謎の爽快感すらも疑似体験しました。
全然かっこよくもないし気持ち良い映画でもないんですが、色んな歪み方したキャラクターたちを通して「わかる」感じがある不思議な映画でした。
